問題をたくさん解いても力はつかない

6年生の受験勉強

※このブログは四谷偏差値50~35の子を対象に書いているものです。


学力を上げようとすると、問題をたくさん解けば良いかと思いがちですが、それはあまり効果がありません。

たくさん解くためには、簡単な問題になってしまうからです。

簡単な問題をたくさん解くことで、計算力は鍛えられますが、学力を上げる目的となると、効果はないと言えます。

丁寧に問題を読んで、よく考えて、丁寧に書いてという基本動作が必要です。

たくさんの問題を解くことはそれに相反します。

 

とは言いましても、レベルを上げて、解説を見ながら問題を解けば良いかというと、それも違います。

問題演習で力をつけようという作戦が良くないと思います。

書店に行って、良さそうな問題集を探すというのは誰でも行っている行動だと思いますが、まだ、その段階ではないというケースは多いような気がします。

 

青字で、3つの基本動作「丁寧に問題を読む」「よく考える」「丁寧に書く」を挙げましたが、その中で第1段階は「丁寧に書く」ことです。

「丁寧に問題を読む」というのは、重要ポイントを間違えないように丁寧に読むことですが、どこが重要ポイントか分かっていなければ、丁寧に読めません。

「よく考える」も、考えるポイントが分かっていないと考えているように見えるだけとなってしまいます。

第1段階は「丁寧に書く」以外はあり得ません。

 

丁寧というのは、できるだけきれいな文字、大きさを揃えた文字、そして全体的に整えて書くことです。

整えて書くというのは、何を書く必要があるかを分かっていないと書けません。

単純に「整えて書きなさい!」と指示されても、何を書けばいいのか分からなければ、手が動きません。

 

問題集はまだ不要と書きましたが、第一段階として、何を書いたら良いかを学べる教材が必要です。

V6算数がその教材に当たります。

V6算数で、何を書いたら良いかを学び、それを整えて書く習慣をつけることが、第一段階となります。

丁寧に問題を読むことやよく考えることは、第一段階が卒業してからの話です。

そこまで行きましたら、自分に合う問題集探しも有効となります。

 

勉強にはいろいろなやり方がありますが、現在の状況では何をやった方が良いか、何をやってはいけないかというルールというか成功法則があります。

そこを間違えないように勉強していくことがポイントです。

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